7 第1章　空想の中の鉄道、再び　8/11 9

盛田牧場前　Canon EOS 620　SIGMA 70-210mm f4-5.6 UC　RDP　1993.2

降りしきる雪に、牧場のケヤキ並木も白く雪化粧。

　

坪　Canon EOS 620　SIGMA 70-210mm f4-5.6 UC　RDP　1993.2

坪駅での一コマ。かつてこの駅には交換設備もあり駅員も配置されていたが、早くも昭和44年には無人化・交換設備も撤去され、ホーム一面だけの小さな駅になった。往事はどんな姿だったのか、今の坪駅から想像するのは難しい。使われなくなった切符売り場の中には、一匹の人なつっこい野良猫が住み着いていて、遠来から訪れる縦貫ファンの間では人気者だった。休止から4年を経た今、あの猫はどうしているだろうか？

　

西千曳〜野辺地　Canon EOS RT　Tokina AT-X80-200mm f2.8　RDP2　1997.3

千曳病院の裏手付近。ここは東北本線の複線電化に伴って南部縦貫鉄道が国鉄精算事業団から借り受けた、東北本線の旧線区間である。元幹線のため開業以来の自社線区間とは比べものにならないほど優良な線形で、レールもこの場所だけは50キロレールを使用している。自社線部分では時速40キロ以下でのんびりと走るレールバスも、この借り受け区間だけは最高時速50キロで飛ばす。